Antwerp アントワープの世界遺産
13.03.04
15世紀後半にブルージュを追い越してフランダースの毛織物交易の中心地となり、さらに16世紀にはスペインやポルトガルが植民地から仕入れた品物をさばいて隆盛をきわめました。一時スペイン領となって衰えましたが、現在は活気のある臨海工業地帯として、バロック芸術の花開いた芸術の都として、ダイヤモンドの町として、そしてファッションの町として国際的に知られています。日本人にはとくに名作「フランダースの犬」の舞台の町として有名です。オフシーズンで観光客が少なく天気にも恵まれ最高の写真が撮れました。
Gent ゲントの世界遺産
13.03.04
「青い鳥」の作者メーテルリンクの故郷。16世紀の神聖ローマ皇帝カール5世も、この地で生誕。彼の庇護の下に黄金時代を迎えたこの町は、ブルージュと並ぶ北方ルネサンス発祥の地でもあります。聖バーフ大聖堂にあるファン・アイクによる門外不出の祭壇画「神秘の子羊」はフランドル美術の最高傑作です。近年は臨海工業地帯として発展し、西フランダース地方の中心都市に生まれ変わりました。現代と中世が美しく調和した、人口25万の「花の都」。
Brugge ブルージュの世界遺産
13.03.06
“水の都”ブルージュは、文書の記録にも9世紀ごろから残っているヨーロッパでも有数の古都。かつて水運を通じて北海ともつながり、ハンザ同盟の町として毛織物の交易で栄え、その頂点を15世紀に迎えています。中世以来時の流れを止めてしまったこの街は、ベルギー有数の観光地ですが、霧に閉ざされた冬の風景は、今もG.ローデンバックの小説世界そのまま。世界遺産にも登録されています。